H.J.ベンダ(英語表記)Harry Jindrich Bend

20世紀西洋人名事典 「H.J.ベンダ」の解説

H.J. ベンダ
Harry Jindrich Bend


1919 - 1971
米国のインドネシア史研究者。
チェコスロバキア生まれ。
チェコスロバキアのユダヤ系の家庭に生まれる。ナチス・ドイツの台頭を避けてオランダを経てインドネシアに移り、第二次世界大戦中は日本軍の捕虜となる。戦後ニュージーランドで大学教育を受けた後、渡米。1955年コーネル大学で「三日月と昇る日」で哲学博士号を取得後、ロチェスター大学で教鞭を執る。’59年イェール大学に移り、東南アジア史を講義する。その傍ら、同大学の東南アジア研究プロジェクトの推進尽力。また、東南アジア社会の構造について大胆な仮説を唱えたほか、多くの論文学界に多大な影響を与えた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android