JSR(読み)ジェイエスアール

共同通信ニュース用語解説 「JSR」の解説

JSR

合成ゴム事業の国策企業として、1957年に設立社名は、旧社名の日本合成ゴムの英文名称に当たる「Japan Synthetic Rubber」の頭文字に由来する。2023年3月期の売上高は4088億円で、半分以上を海外で稼ぐ。半導体材料事業とバイオ医薬事業が経営の柱で、21年に半導体微細化に対応した最先端技術を持つ米企業を買収した。祖業のゴム事業は、22年にエネオスへの売却を完了した。

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百科事典マイペディア 「JSR」の意味・わかりやすい解説

JSR[株]【ジェイエスアール】

合成ゴム・メーカーの国内トップ。世界でも第5位。1957年〈合成ゴム製造事業特別措置法〉に基づき,政府および民間会社の出資により日本合成ゴムとして設立。1969年特別措置法の廃止にともない,純民間会社となる。1997年12月,JSRに社名変更。初代社長にブリヂストンのオーナー社長が就任し,同社との密接な関係を保っている。近年は,半導体材料,液晶材料,耐熱透明樹脂など多角化事業を拡大。本社東京,工場四日市,千葉ほか。2011年資本金233億円,2011年3月期売上高3407億円。売上構成(%)は,エラストマー(合成ゴム)47,多角化事業37,合成樹脂16。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「JSR」の意味・わかりやすい解説

JSR
ジェーエスアール

合成ゴム,半導体材料の製造会社。1957年政府出資も加えて,日本最初の合成ゴム専門メーカー,日本合成ゴムとして設立。1969年純民間会社となる。天然ゴム輸入の不安定性を補い,需要の激増に応じている。1964年にABS樹脂の分野,1979年に半導体事業,1981年にはライフサイエンス分野にも進出した。1997年現社名に変更。ブリヂストンが筆頭株主

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「JSR」の解説

JSR

正式社名「JSR株式会社」。英文社名「JSR Corporation」。化学工業。昭和32年(1957)「日本合成ゴム株式会社」設立。平成9年(1997)現在の社名に変更。本社は東京都港区東新橋。合成ゴム国産化目的に政府出資で発祥。半導体材料・ディスプレイ材料・光ファイバー材料などハイテク素材を多角展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード4185。

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