20世紀西洋人名事典 「K.ディール」の解説
K. ディール
Karl Diel
1864 - 1943
ドイツの経済学者。
元・フライブルク大学教授。
ベルリン、イエナ、ハレの各大学で学び、ケーニヒスベルク、フライブルク大学教授を歴任した。業績は多岐にわたるが、早くからプルードン、リガード、マルクスなどの学説史研究を進め、経済を社会・法律的基礎に基づいて扱うことを主張し、社会法学的経済学を提唱した。主著には彼の経済学の形成過程を示している「社会主義・共産主義・無政府主義について」(1906年)、「資本主義の法律的基礎」(’29年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報