無政府主義(読み)むせいふしゅぎ

大辞林 第三版の解説

むせいふしゅぎ【無政府主義】

国家をはじめ一切の政治権力を否定し、個人の完全な自由およびそうした個人の自主的結合による社会を実現しようとする思想。プルードン・クロポトキン・バクーニンらに代表される。アナーキズム。

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精選版 日本国語大辞典の解説

むせいふ‐しゅぎ【無政府主義】

〘名〙 一切の政府(国家権力)を否定して、個人の自由を絶対化しようとする主義。プルードンが初めて用いた語で、バクーニンやクロポトキンなどによって主張された。アナーキズム。
※徳川氏時代の平民的理想(1892)〈北村透谷〉一「われは彼等の無政府主義(ムセイフシュギ)なりしや極端なる共和主義なりしや否やを知らず」

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世界大百科事典内の無政府主義の言及

【アナーキズム】より

…通常,無政府主義と訳す。無秩序な無政府状態を指すanarchiaは古代ギリシアに起源をもつ語であるが,アナーキーという言葉はそのように否定的な意味においても,また一部の宗教思想やユートピア的社会思想にみられるように,既成の権威を否定して個人中心の調和的社会結合を目指すという積極的な意味においても,西欧の精神史のうちに深い根をもっている。…

※「無政府主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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