20世紀西洋人名事典 「L.L.バーナード」の解説
L.L. バーナード
Luther Lee Bernard
1881.10.20 - 1951.1.24
米国の社会学者,社会心理学者。
元・フロリダ大学教授,元・ミネソタ大学教授,元・アメリカ社会学会会長。
ケンタッキー州生まれ。
1910年社会学の学位をシカゴ大学で取得。後、フロリダ大学教授、ミネソタ大学教授等を経て’29年ワシントン大学教授就任。’32年米国社会学会会長就任。’50年ペンシルベニア州立大客員教授。社会の進歩、精神、態度、社会統制、社会問題等広範にわたる考察があり、彼の視野の独自性は環境へのアプローチ、自然的環境と文化的環境に対する適応的行動、共同的適応という視点、生態学の視点等にある。米国の社会学教育や社会学史にも造詣が深い。著書「本能」(’24年)、妻との共著「アメリカ社会学の起源」(’43年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報