M.E.L.ワルラス(その他表記)Marie Esprit Léon Walras

20世紀西洋人名事典 「M.E.L.ワルラス」の解説

M.E.L. ワルラス
Marie Esprit Léon Walras


1834.12.16 - 1910.1.5
フランスの数理経済学者。
元・ローザンヌ大学教授。
エブルー生まれ。
ローザンヌ学派の創設者。父オーギュスト・ワルラスも経済学者。1854年鉱山大学に入学したが、文学や小説の創作熱中。父の希望もあり、雑誌記者などをしながら経済学を研究し、1860年「経済学と正義プルードンの経済学説の批判的検討と反論」を著し注目をあつめた。1870年ローザンヌ大学の経済学講座の初代教授就任。1873年「交換の数学的理論原理」を著し限界効用原理を確立。ついで生産要素である土地用役、労働、資本用役の需給量と価格の決定を含む生産理論へ、さらに資本財の生産を扱う資本化の理論へと展開し、「純粋経済学要論」(1874〜1877年)を発表。他の著書に「貨幣理論」(1868年)、「社会経済学研究」(1896年)、「応用経済学研究」(1898年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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