NHK大河ドラマ

共同通信ニュース用語解説 「NHK大河ドラマ」の解説

NHK大河ドラマ

第1作は1963年4月放送開始の「花の生涯」で、歌舞伎や映画界のスターが出演して幕末の大老井伊直弼の生涯を描いた。45分間番組で年末まで放送され、大河ドラマと呼ばれた。以後、「赤穂浪士」「太閤記」など毎年放送されてNHKの看板番組に。ビデオリサーチによると、歴代大河ドラマの期間平均視聴率(関東地区)は87年「独眼竜政宗」の39・7%(現在とは算出方法が異なる)が過去最高で、2012年「平清盛」と15年「花燃ゆ」の12・0%がこれまでの最低だった。

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世界大百科事典(旧版)内のNHK大河ドラマの言及

【時代劇映画】より


[テレビへの移行]
 〈時代劇王国〉東映がやくざ映画路線に切り換えた1963年,NHKテレビの大河ドラマの第1弾《花の生涯》が人気を集め,フジテレビの《三匹の侍》シリーズがヒット。次いでNHK大河ドラマが64年《赤穂浪士》,65年《太閤記》,66年《源義経》と続いて,時代劇のもっていたロマン性を映画からテレビへ移し変え,黒沢明監督《用心棒》《椿三十郎》の影響を受けた《三匹の侍》がはでな立回りの魅力を,やはり映画からテレビへ移したことは,じつに象徴的なことである。このころから,時代劇は映画で見るものではなくテレビで楽しむものになった観があり,1960年代後半から70年代にかけてテレビ時代劇は一大隆盛をとげ,鞍馬天狗,宮本武蔵,新選組,忠臣蔵,銭形平次,眠狂四郎,水戸黄門,旗本退屈男,大岡越前守,遠山金四郎など,かつての時代劇のあらゆる人気素材はテレビでシリーズ化され,時代劇監督の多くはテレビへ活躍の場を移し,時代劇スターはテレビから生まれてくるに至った。…

※「NHK大河ドラマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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