20世紀西洋人名事典 「R.v.ラバン」の解説
R.v. ラバン
Rudolf von Laban
1879.12.15 - 1958.7.1
ドイツの舞踊家,振付師。
元・ベルリン国立歌劇場舞台監督。
ブラティスラバ(後のチェコスロバキア)生まれ。
エコール・デ・ボーザールで学び、パリのムーラン・ルージュを経て、1910年ミュンヘンでモダン・ダンスの学校を開設し、さらに’19年ラバン舞踊団を開設する。第一次大戦中チューリヒでスタジオを開設し、’30年ベルリン国立歌劇場舞台監督となる。第二次大戦中、ナチスを嫌い、イギリスに亡命し、晩年は舞踊教育に貢献する。舞踊譜を考案し、その後、ラバノテーションの名で実用化される。群舞の創作に才能を発揮し、「ドン・ファン」や「アガメムノン」などを振り付け、ドイツ・モダン・ダンスの父と言われる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報