20世紀西洋人名事典 「S.L.マンスホルト」の解説
S.L. マンスホルト
Sicco Leendert Mansholt
1908 -
オランダの政治家。
元・EC委員長。
大学卒業後農業に従事。第二次大戦後、労働党に入党。1945〜58年農、漁、食糧の各相。’58年EEC発足とともに副委員長に就任し、共通農業政策の実現に寄与。特に’62年農産物市場拡大、共通価格制の実施などを盛り込んだ第一次マンスホルト計画を推進したことで知られる。’68年農業近代化、合理化のため、農業人口の削減、経営規模の拡大、離農奨励と援助、老齢農民年金の支給などを提唱した第二次マンスホルト計画を成立させ、EC農業の安定に努力した。’72年第四代EC委員長。’73年1月拡大EC発足とともに辞任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報