コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

農業人口(読み)のうぎょうじんこう

百科事典マイペディアの解説

農業人口【のうぎょうじんこう】

農業に従事する人と扶養家族の累計。これに農業に従事しない家族を含めたのが農家世帯員数。このうち農業従事者数だけが農業就業人口で,兼業を含め自家農業に主に従事する者をいう。1990年農林業センサスからは10a以上経営か農業収入年15万円以上の農家に限り,満15歳以上の農業専従または農業が主の従事者を農業就業人口とした。世界的に工業化や経済成長につれて農業人口は減少する。とくに日本では,第2次大戦後に出生率の低下,若年層の都市流出,農家の離農が加速し,農家世帯員数は1960年の3441万人から2003年の940万人(総人口比は37%から7.4%),農業就業人口も1960年の1196万人から2003年の362万人に激減,とくに60歳以上の高齢者の割合が高まっている(2004年67%)。一方,自然志向の高まりや農業を職業として見直す動きもみられ,非農家出身の就農希望者も,わずかだが増加傾向にある。
→関連項目農業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

のうぎょうじんこう【農業人口】

生計を農業に依存しているすべての人,すなわち実際に農業に従事している人とその扶養家族をいう。〈農業に従事している人〉について,統計上よく用いられるのは農業就業人口である。日本の労働力調査や国勢調査就業者(調査週間中収入になる仕事を少しでもした人,自営業に従事した家族を含む)を,その人が実際に働いていた事業所のおもな事業の種類によって産業別に分類しているが,農業就業人口はその大分類14項目の一つとして把握されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の農業人口の言及

【農業】より

…しかし資本主義が生成,発展し,工場制工業が展開するにつれて,農業にも大きな変化が生ずるようになる。都市商工業の発展と非農業人口の増大によって,食糧の需要は増大し,発達する工業の原料としての農産物需要(綿花,羊毛,食品原料など)も増大する。このため農業は,それらを生産し販売するための商品生産農業として急速に発達するようになり,また従来,農民が自給自足していた多くの物資(各種の生活必需品や農業生産資材)も工業から供給されるようになったため,それを購入するための貨幣を得るために,農民はますます商品生産を拡充せざるをえなくなった。…

※「農業人口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

農業人口の関連情報