20世紀西洋人名事典 「T.B.ベブレン」の解説
T.B. ベブレン
Thorstein Bunde Veblen
1857 - 1929
米国の経済学者,社会学者。
ウィスコンシン州カトー生まれ。
ノルウェー移民の子として生まれ、ジョン・ホプキンス、エール大学で哲学、経済学、社会学、人類学、博物学等を学んだ後、シカゴ、スタンフォード大学で教鞭をとる。1899年「有閑階級の理論」を発表。反響を呼ぶが特異な思想と非社交性のため安定した職が得られず、学界では不遇であったが、経済学における制度学派の創始者として知られ、また依存効果の一つである衒示的消費を示したことでも有名。他に「営利企業の理論」(1904年)等の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報