20世紀西洋人名事典 「V.セレーニ」の解説
V. セレーニ
Vittorio Sereni
1913 -
イタリアの詩人。
ロンバルディア地方生まれ。
日記形式の「国境」(1941年)は故郷ロンバルディアの風物、追憶を綴った作品で、「アルジェリア日記」(’47年)は第二次大戦中、連合軍の捕虜として過ごした収容所の体験を書いた作品で、無力ではあるが安易に暴力や戦争に屈すまいとする同時代の人々を代弁している。他に「人間器械」(’65年)、「空席」(’71年)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報