20世紀西洋人名事典 「Y.ボンヌフォア」の解説
Y. ボンヌフォア
Yves Bonnefoy
1923.6.24 -
フランスの詩人。
コレージュ・ド・フランス教授。
トゥール生まれ。
パリ大学で学び、ニース、プロバンス等の大学で講じ、1981年からコレージュ・ド・フランスの教授となる。シュルレアリスムの影響を、さらにヘーゲル、ハイデッガーの刺激を受けつつ作詩、現存への接近と言葉による生の救済をめざす詩風を確立、第二次大戦後の詩人で最も注目を浴びる。’53年「ドゥーブの動と不動」、’58年「昨日は荒涼として支配して」、’59年詩論「不確かなもの」、’61年「ランボー論」等の作品があり、他に中世美術の研究家、シェークスピアの翻訳者としても有名である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報