スナッチ

精選版 日本国語大辞典 「スナッチ」の意味・読み・例文・類語

スナッチ

〘名〙 (snatch)
① ウエイトリフティング競技種目一つ両脚前後に広げるか腰を落として、バーベル地床より頭上まで一気に引き上げて両腕を伸ばし、次に両足を伸ばして左右に開き静止するもの。
② (━する) ひったくること。
※藪の鶯(1888)〈三宅花圃〉六「あの斎藤さんにスナッチされようとしたのは。あのお芋をネ。西村さんにもらってたべてゐたら。斎藤さんが来てとらうとするのだもの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「スナッチ」の意味・読み・例文・類語

スナッチ(snatch)

重量挙げ競技の一種目。床のバーベルをからだに触れずに一気に頭上まで引き上げ、両腕・両足を伸ばし静止するもの。→ジャーク

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スナッチ」の意味・わかりやすい解説

スナッチ
snatch

クリーン・アンド・ジャークとともにウエイトリフティング競技種目の一つ。両足を前後に開いたスプリット,または曲げたスクワット姿勢でバーベルを一動作で頭上に差し上げ,続いて,そのまま両足を同一線上に適当な間隔をあけてそろえ,静止する。技術を主とした種目。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「スナッチ」の解説

スナッチ

西澤保彦の長編小説。2008年刊行。SF新本格ミステリー。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のスナッチの言及

【ウェイトリフティング】より

…このとき採用された種目は〈両手によるクリーン・アンド・ジャークtwo hands clean and jerk〉と〈片手によるクリーン・アンド・ジャークone hand clean and jerk〉の2種類で,体重制限はなく,参加者も少なかった。その後,1924年のパリ大会(第8回)までは,〈両手によるスナッチtwo hands snatch〉や〈片手によるスナッチone hand snatch〉〈両手によるプレスtwo hands clean and press〉などがそのときどき適当に盛り込まれ,種目数も一定しなかった。〈両手によるプレス〉〈両手によるスナッチ〉〈両手によるジャーク〉の3種目方式に統一されたのは,28年のアムステルダム大会(第9回)からである。…

※「スナッチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android