ヌクレアーゼ

デジタル大辞泉 「ヌクレアーゼ」の意味・読み・例文・類語

ヌクレアーゼ(nuclease)

核酸加水分解する酵素総称リボヌクレアーゼデオキシリボヌクレアーゼなど。

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精選版 日本国語大辞典 「ヌクレアーゼ」の意味・読み・例文・類語

ヌクレアーゼ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Nuclease ) 核酸分解酵素。核酸を基質とし、ヌクレオチドへの加水分解反応を触媒する酵素の総称。リボヌクレアーゼ、デオキシリボヌクレアーゼなど。〔人体機能(1952)〕

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化学辞典 第2版 「ヌクレアーゼ」の解説

ヌクレアーゼ
ヌクレアーゼ
nuclease

核酸の構成成分であるヌクレオシドと,リン酸の間で形成されているホスホジエステル結合の加水分解反応を触媒する酵素の総称.DNAを基質とするデオキシリボヌクレアーゼRNAを基質とするリボヌクレアーゼがおもなものであり,そのほか,DNAおよびRNA両物質を分解するもの,DNA-RNA混成二本鎖のRNAのみを分解するものなどがある.核酸の末端から順次モノヌクレオチドに分解するエキソヌクレアーゼ,および分子鎖の内部を切断し,種々の長さのオリゴヌクレオチドにするエンドヌクレアーゼがある.また,特異的な塩基配列の部分にのみ作用する酵素,紫外線によってDNA分子中に生じたチミンダイマーを特異的に切断する酵素も存在する.動物,植物細胞中に広く分布し,またウイルス感染菌,バクテリアにも存在する.[CAS 9026-81-7][別用語参照]ホスホジエステラーゼ

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「ヌクレアーゼ」の意味・わかりやすい解説

ヌクレアーゼ
nuclease

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栄養・生化学辞典 「ヌクレアーゼ」の解説

ヌクレアーゼ

 核酸を加水分解する反応を触媒する酵素の総称.RNAの分解を触媒する酵素をリボヌクレアーゼ,DNAの分解を触媒する酵素をデオキシリボヌクレアーゼという.

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