2000年に登録された世界遺産(自然遺産)で、ブラジル北西部のマット・グロッソ州、マット・グロッソ・ド・スル州に位置する。総面積は1878km2に及ぶ。雨期に氾濫し、南米で最も野生動物が集中している地域で、3000万匹といわれるカイマンワニやアリクイ、アナコンダ、コウノトリの一種、レア(アメリカダチョウ)、色鮮やかなスミレコンゴウインコ、カピバラ、タテガミオオカミ、アメリカバクなどが多様な植物と共存し、世界でも稀な生態系が見られることから、自然遺産に登録された。◇英名はPantanal Conservation Area