三余(読み)サンヨ

精選版 日本国語大辞典 「三余」の意味・読み・例文・類語

さん‐よ【三余】

  1. 〘 名詞 〙 読書にもっとも適した三つの時期または時。冬(年の余)・夜(日の余)・陰雨(時の余)の三つの時。
    1. [初出の実例]「蹔以余暇、遊息瑤地浜」(出典懐風藻(751)遊覧山水〈犬上王〉)
    2. [その他の文献]〔魏略〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「三余」の読み・字形・画数・意味

【三余】さんよ

余暇。〔三国志、魏、王粛伝注に引く魏略〕善く老子を治む。~從ひ學ぶ云ふ、日無きにすと。言ふ、當(まさ)に三餘を以てすべし。~の餘なり、夜は日の餘なり、陰雨は時の餘なりと。

字通「三」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android