参事会(読み)サンジカイ(その他表記)capitulum; chapter

精選版 日本国語大辞典 「参事会」の意味・読み・例文・類語

さんじ‐かい‥クヮイ【参事会】

  1. 〘 名詞 〙 旧制で、府県参事会、市参事会、郡参事会の総称。
    1. [初出の実例]「府県に府県参事会を置き府県知事、高等官二名及名誉職参事会員を以て之を組織す」(出典:府県制(明治二三年)(1890)三八条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「参事会」の意味・わかりやすい解説

参事会
さんじかい
capitulum; chapter

元来は修道院で日々朗読される修道院規則のなか一節をいうが,転じてこれを聞くため,あるいはそのほか用件のために行われる修道士集会や,修道会総会,管区総会をさすようになり,参事会と訳される。一般的には,司教座聖堂における参事会員の総称であって,聖職者のうちから任命され,司教座聖堂の霊的,物的問題の処理に任じる機構である。これを特に司教座聖堂付き参事会といい,司教座に属さない聖堂参事会を共住聖職者参事会という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む