唯物弁証法(読み)ユイブツベンショウホウ

デジタル大辞泉 「唯物弁証法」の意味・読み・例文・類語

ゆいぶつ‐べんしょうほう〔‐ベンシヨウハフ〕【唯物弁証法】

弁証法的唯物論

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精選版 日本国語大辞典 「唯物弁証法」の意味・読み・例文・類語

ゆいぶつ‐べんしょうほう‥ベンショウハフ【唯物弁証法】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] materialistische Dialektik訳語 ) 唯物論立場に立つ弁証法ヘーゲルの観念論的弁証法に対し、弁証法を唯物論の上に展開させ、自然と社会の歴史的発展を物質的存在の弁証法的発展によって説明した理論マルクスエンゲルスレーニン・スターリンらによって発展させられた。弁証法的唯物論。
    1. [初出の実例]「唯物史観、唯物弁証法によって基礎づけられる明日のプロレタリア科学」(出典:芸術運動に於ける前衛性と大衆性(1929)〈勝本清一郎〉)

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改訂新版 世界大百科事典 「唯物弁証法」の意味・わかりやすい解説

唯物弁証法 (ゆいぶつべんしょうほう)

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百科事典マイペディア 「唯物弁証法」の意味・わかりやすい解説

唯物弁証法【ゆいぶつべんしょうほう】

弁証法的唯物論

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「唯物弁証法」の意味・わかりやすい解説

唯物弁証法
ゆいぶつべんしょうほう

弁証法的唯物論

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世界大百科事典(旧版)内の唯物弁証法の言及

【資本論】より

…そこに生ずる社会革命によって,この社会体制とともに〈人類の前史は終りを告げる〉という唯物史観(史的唯物論)の視座である。唯物弁証法的な,階級闘争論を含む一種の経済史観である。 この視座に導かれたマルクスの経済学的社会主義の仕事は,《1844年の経済学・哲学手稿》《ドイツ・イデオロギー,原稿,1845‐46》,プルードンの社会主義に対する批判の書《哲学の貧困》(1847),《共産党宣言》(1848),〈賃労働と資本〉(《新ライン新聞》に掲載,1849)の形をとった。…

【弁証法的唯物論】より

…マルクス主義哲学の基本的立場を表す通称。〈唯物弁証法materialistische Dialektik〉という言い方も同義に用いられる場合がある(ただし唯物弁証法とは,元来はヘーゲルなどの観念論的な弁証法と区別して,唯物論的な弁証法という方法論上の特質を表す)。マルクス主義の始祖K.マルクスおよびF.エンゲルスは,自分の哲学を体系的な形では書きのこしていないが,後継者たち,特にドイツ社会民主党のK.カウツキーやロシアのマルクス主義者たちによって,始祖の哲学が体系的な解釈図式で整理されるようになった。…

※「唯物弁証法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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