出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…それは,ドルに対する信認が薄らいでいたため,自由金市場では金需要が急激に増大し,金のドル表示価格は公定価格を超えて上昇してしまったからである。この金価格の上昇がおきた理由は,いずれアメリカの法定平価によるドルと金との兌換が困難となり,ドルの平価切下げが行われるであろうとの見方が支配的になったことによる。したがって,71年12月,73年3月のドルの法定平価の変更は実質的な意味はなかった。…
※「平価切下」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...