愚僧（読み）グソウ

デジタル大辞泉

ぐ‐そう【愚僧】

［名］愚かな僧。
［代］一人称の人代名詞。僧侶が自分をへりくだっていう語。拙僧。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ぐ‐そう【愚僧】

[1] 〘名〙 愚かな僧。

※聖徳太子伝暦（917頃か）下「一百年後、有_二一愚僧_一。於_レ彼立_レ寺造_レ像高大也」

※貞享版沙石集（1283）三「観行もわきまへぬ愚俗愚僧の中に、此のたぐひ多し」 〔旧唐書‐傅奕伝〕

[2] 〘代名〙 自称。僧侶が自分をへりくだっていう語。

※延慶本平家（1309‐10）一本「愚僧こそ慈悲と行徳とは闕けて候へども」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【愚僧】ぐそう

僧の自称。

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出典　平凡社「普及版 字通」