デジタル大辞泉
「李卓吾」の意味・読み・例文・類語
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李卓吾
りたくご
Li Zhuo-wu
[生]嘉靖6(1527).10. 福建,晋江
[没]万暦30(1602).3.15. 北京
中国,明末の思想家。名は贄 (し) 。号は卓吾,宏甫,禿翁など。初め官吏となったが,54歳で官を辞して著述に専念した。儒,道,仏の諸教に通じ,特に王学左派の影響を受けて,人間の思想,行動の根本は各自の自然心にあるという「童心説」を唱え,これをもとに,尚古的,因襲的な儒教に対し自由な,忌憚のない批判を加え,65歳の頃『焚書 (ふんしょ) 』 (6巻) を著わして世間を驚かせ,さらに 73歳のときには『蔵書』 (68巻) を著わしたが,ついに投獄され獄中で自殺した。その思想の影響は大きく,中国はもとより日本の幕末にも及んでいる。ほかに『続蔵書』 (27巻) ,『続焚書』 (5巻) ,『道古録』 (2巻) などがある。
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世界大百科事典(旧版)内の李卓吾の言及
【李贄】より
…中国,明末の思想家。福建省泉州府晋江県の人。原名は載贄,号は卓吾,宏甫(宏父),温陵居士など多数。26歳のときに郷試に合格。家庭の事情のため上級試験を断念して,30歳で河南省輝県の教諭に任官する。のち54歳まで北京,南京の国士館博士・礼部司務・南京刑部員外郎,雲南姚安府知府などを歴任したが,この後は湖北省の黄安,麻城に客寓して読書著作の生活を送った。性狷介(けんかい),妥協を嫌う李贄は官僚生活を楽しまなかったが,その間に,求道の先達同学に邂逅(かいごう)して鼓舞され,学問に情熱を燃やして〈真に生きる〉ことに邁進した。…
※「李卓吾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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