構造調整融資(読み)こうぞうちょうせいゆうし(その他表記)structural adjustment lending; SAL

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「構造調整融資」の意味・わかりやすい解説

構造調整融資
こうぞうちょうせいゆうし
structural adjustment lending; SAL

国際復興開発銀行 (世界銀行) が 1980年に打出した構想で,プログラム借款の一種。発展途上国の政策,制度改革を支援するために実施されている。市場原理導入,価格体系見直しなどのための政策や制度の変更を含む構造調整計画を借入国に義務づけ,これに必要な資金を融資する。類似したものに国際通貨基金 IMFの特別融資制度の一つである構造調整ファシリティ SAFがある。これは世界銀行との緊密な協力のもと,長期の構造調整を狙いとし,調整プログラムを作成のうえ,低所得発展途上国向けに緩和された条件で金融支援を行うものである。もともと世界銀行が中心の中長期の経済開発分野に IMF融資が活用されはじめたという意味もある。近年は2国間でも構造調整支援のための融資が行われている。

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