殯斂(読み)ヒンレン

デジタル大辞泉 「殯斂」の意味・読み・例文・類語

ひん‐れん【××斂】

死者を埋葬するまで、棺に納めてしばらく安置すること。かりもがり。
「以て殉節の士を祭り、厚く―を加え」〈東海散士佳人之奇遇

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普及版 字通 「殯斂」の読み・字形・画数・意味

【殯斂】ひんれん

納棺してかりもがりする。〔後漢書、符融伝〕(符融)妻す。にして殯斂無し。人、爲に棺へんと欲す。融肯て受けず。曰く、古のするは、之れを中野(す)つ。唯だ妻子以て志を行ふべし。但だ土に(つ)いて埋するのみと。

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