デジタル大辞泉
「波面」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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は‐めん【波面】
- 〘 名詞 〙
- ① 波の上。水面。
- [初出の実例]「鳥は羽箭を身に帯びながら飜々として波面に落ち来れり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
- [その他の文献]〔白居易‐竹枝詞〕
- ② 波動が伝播するとき、同じ時刻に同じ状態(位相)を示す点を結んでできる面。平行に進む波のように、波面が平面であれば平面波、一点から出る波のように球面であれば球面波という。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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波面
はめん
wave front
媒質中を伝搬する波を見たとき同じ時刻に同じ状態,すなわち同じ位相にある媒質の連続した点を結んでできる面。1点が波源となる進行波の波面は球面であり,そのような波を球面波という。また波面が平面である波は平面波という。光でいえば,平面波は平行光線に対応する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「波面」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の波面の言及
【波動】より
…水面を波が伝わるとき,高くなった場所を波の山,低くなった所を波の谷という。山の部分は山脈のように連なっているが,これを波面という。静かな水面に小石を一つ投げ込むと,小石の落ちた点を中心として円形の波面が広がっていくのが見られる。…
【ホイヘンスの原理】より
…波が広がっていくとき,波の谷または山のように位相の同じ点を連ねた面を波面という。波面が平面のときこれを平面波といい,波面が球面のときこれを球面波という。…
※「波面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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