更新世(洪積世)、すなわち、約200万年前ないし1万年前の氷河時代に堆積(たいせき)した地層に発達した土壌をいう。洪積土は一般に沖積土より高い位置にあり、段丘、台地、丘陵地を形成している。この地層は更新世に一度水没したあとでふたたび隆起したもので、洪水堆積物よりなっている。地形的にはほぼ平坦(へいたん)または緩い波状をなし、水はけがよいため畑作に適している。洪積土は酸性が強く礬土(ばんど)質で、リン酸が土壌に吸収固定され、作物に対して不可給化する場合が多い。しかし、有機物や石灰を入れればよい土壌に改良することができる。日本では、洪積土は表層に火山灰が被覆して厚い層をなしていることが多く、この火山性洪積台地および丘陵は全国の畑地の44%を占めている。
[小山雄生]
桜が咲くころの、一時的な冷え込み。《季 春》「―や剝落しるき襖ふすまの絵/秋桜子」[類語]余寒・春寒・梅雨寒・寒い・肌寒い・薄ら寒い・寒寒・深深・凜凜・冷え込む・うそ寒い・寒さ・寒気・寒波・厳寒・酷寒...