狭し(読み)セシ

デジタル大辞泉 「狭し」の意味・読み・例文・類語

せ・し【狭し】

[形ク]せまい。窮屈である。単独用例はなく、「所狭ところせし」「道もに」などの形で用いられる。→所狭ところせ

さ・し【狭し】

[形ク]せまい。
天地あめつちは広しといへどがためは―・くやなりぬる」〈・八九二〉

せば・し【狭し】

[形シク]せばい」に同じ。
「みさごゐる磯まに生ふる松の根の―・しく見ゆる世にもあるかな」〈堀河百首

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android