デジタル大辞泉 「狭い」の意味・読み・例文・類語
せま・い【狭い】
1 面積が小さい。空間に余裕がない。「視界が―・い」「―・い部屋」⇔広い。
2 間隔に余裕がない。幅が小さい。「―・い道」「入り口が―・い」⇔広い。
3 範囲が限られている。広がりが少ない。「交際が―・い」「知識が―・い」⇔広い。
4 ものの見方や考え方がかたよりがあって融通がきかない。度量が小さい。「視野が―・い」「心が―・い」⇔広い。
[派生]せまさ[名]
[類語](1)(2)狭苦しい・せせこましい・きつい・
上代には「せまし」「せばし」は見えず、「せし」「さし」が用いられている。「せし」と「さし」とは、アクセントに問題はあるが、母音交替した語だとされる。「さし」は語幹用法が多く、形容詞としての用例は少ない。「せし」も上代は「…もせに」の形だけで、中古には「ところせし」という複合形で用いられるだけである。形容詞としては「せばし」が広く用いられたが、次第に「せまし」にとって代わられる。
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...