玉の輿(読み)たまのこし

精選版 日本国語大辞典 「玉の輿」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 の 輿(こし)

貴人の乗る立派な美しい輿。ぎょくよ。
※百座法談(1110)三月二七日「こくわう〈略〉玉のこしより」
② (身分の低い女が貴人の立派な輿に乗る意から) 女が婚姻などによって富貴な身分を得ること。
浮世草子世間娘容気(1717)二「思はぬ仕合(しあはせ)に乗(のっ)て来(く)る玉の輿(コシ)
葬礼の輿。
多聞院日記‐天正一五年(1587)九月二三日「浄衣・えほし・玉のこしにて葬送了」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「玉の輿」の意味・読み・例文・類語

たま‐の‐こし【玉の×輿】

貴人の乗るりっぱな輿。
女性が婚姻によって手にする富貴な身分。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「玉の輿」の解説

たまのこし【玉の輿】

愛知日本酒蔵元は「後藤酒造」。現在は廃業。蔵は常滑市古場にあった。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android