真空管電圧計(読み)しんくうかんでんあつけい(その他表記)vacuum tube voltmeter

百科事典マイペディア 「真空管電圧計」の意味・わかりやすい解説

真空管電圧計【しんくうかんでんあつけい】

電子電圧計,VTVMとも。真空管検波作用と増幅作用を利用して電圧測定する装置。交流専用のものをバルボルと呼び,交流電圧を真空管で検波して増幅し,入力電圧を測定する。入力インピーダンスが高く,高感度で,数百MHzまで測定でき,ことに高周波電圧測定に多く使用される。VTVMは直流も測定可能。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真空管電圧計」の意味・わかりやすい解説

真空管電圧計
しんくうかんでんあつけい
vacuum tube voltmeter

普通は真空管の検波 (整流) 作用を利用して交流電圧を測定する計器をいう。最近では真空管の代りシリコンなどの半導体が用いられ,電子電圧計と呼ばれる。数 MHzまでの広い周波数範囲にわたり測定が可能で,入力インピーダンスが高い特徴をもつ。直流増幅器を内蔵し,切替えにより交直両用の測定ができるものが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む