高圧帯（読み）コウアツタイ

デジタル大辞泉

こうあつ‐たい〔カウアツ‐〕【高圧帯】

帯状にひろがる、周囲より気圧の高い地域。ふつう、亜熱帯高圧帯として現れる。⇔低圧帯。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

こうあつ‐たい カウアツ‥【高圧帯】

〘名〙 気圧の高い部分が帯状にほぼ東西にひろがっている場合をいう。一般にこれにおおわれた地域では晴天が持続する。

出典　精選版 日本国語大辞典

日本大百科全書(ニッポニカ)

高圧帯
こうあつたい

帯状に長く伸びた気圧の高い領域。通常は高圧帯は東西方向に長く伸びている。大気大循環の一環として中緯度高圧帯や亜熱帯高圧帯として現れ、大規模でしかも停滞性である。おもに海洋上で発生し、夏は優勢になる。太平洋上の高気圧は冬には東部にあるが、夏には西に伸びてくる。小笠原(おがさわら)高気圧の位置はその西の部分にあたる。

［大田正次］

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)