くま‐あり【熊蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 昆虫「くろおおあり(黒大蟻)」の異名。
ぎ‐りょう(‥リャウ)【蟻量】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 孵化(ふか)したばかりの蚕の重量。
ぎ‐てつ【蟻垤・垤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「垤」は塚の意 ) =ありづか(蟻塚)[初出の実例]「些の大小ありと雖ども、要するに蟻垤と山嶽との差あるに非ず」(出典:明六雑誌‐一…
ぎ‐ほう【蟻封】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 蟻(あり)が地中に穴を掘るために地上に運び出して積み上げた土砂。また、土や落葉を塚のように積み上げた蟻の巣。ありづか。蟻垤(ぎてつ)…
ぎ‐けい【蟻径】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アリが通る道の意から ) 細いみち。
おお‐あり(おほ‥)【大蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アリ科に属する大形のアリの総称。全体に光沢のある黒色のものが多く、体長七~一三ミリメートルで、一五ミリメートル以上に達するものも…
あり‐ごし【蟻腰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 蟻の腰のように、くびれている細い腰。[初出の実例]「むねが又さしでたはとむねで候へば、こしこそはほそけれ、ありこしで候もの」(出典…
あり‐つり【蟻釣・蟻吊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 天井の釣り木の下端部に蟻枘(ありほぞ)を作り、天井野縁(のぶち)、竿縁(さおぶち)などに蟻溝(ありめぞ)を掘って両者を接合した仕口。〔日…
あり‐めぞ【蟻溝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「めぞ」は「みぞ」の変化した語 ) 板の反(そ)りを防ぐため、木目と直角に掘り、細長い小木片をはめ込む溝穴。ありみぞ。
ぎ‐よく【×蟻浴】
- デジタル大辞泉
- 鳥類が羽毛にアリをすりつけたり、はわせたりする行動。アリの出す蟻酸などの化学物質が、ダニなどの外部寄生虫を減らすためと考えられている。日本…
アルゼンチン‐あり【アルゼンチン×蟻】
- デジタル大辞泉
- アリ科の昆虫。黒色で働きアリの体長は約2.5ミリ。一つの巣に複数の女王アリが存在し、繁殖力が強い。南米原産だが、物資の移動などにともない世界各…
蟻臣 (ありのおみ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 「日本書紀」にみえる豪族。葦田宿禰(あしだのすくね)の子。娘の荑媛(はえひめ)が市辺押磐(いちのべのおしはの)皇子の妃となり,億計(おけ)王(のちの…
【縹蟻】ひようぎ
- 普及版 字通
- 酒のおり。字通「縹」の項目を見る。
【浮蟻】ふぎ
- 普及版 字通
- 酒の濁り。字通「浮」の項目を見る。
しょく‐ぎ【職蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =はたらきあり(働蟻)〔生物学語彙(1884)〕
ありどおし【蟻通】[謡曲]
- デジタル大辞泉
- 謡曲。四番目・準脇能物。世阿弥作で、貫之つらゆき集などに取材。紀貫之が蟻通明神を乗馬のまま通行して神の怒りに触れるが、和歌の徳により許され…
蜜蟻 みつあり
- 日中辞典 第3版
- 〈動物〉蜜蚁mìyǐ.
ありくい【×蟻食い】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- an anteater
ありすい【×蟻吸】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- 〔キツツキ科の鳥〕a wryneck
【蟻径】ぎけい
- 普及版 字通
- あり道。字通「蟻」の項目を見る。
【蟻穴】ぎけつ
- 普及版 字通
- ありの穴。小事にたとえる。〔韓非子、喩老〕千の(堤)も、螻蟻(ろうぎ)のを以て潰え、百尺の室も、(煙突)隙の烟を以て焚(や)く。字通「蟻」の項…
【蟻集】ぎしゆう
- 普及版 字通
- 蟻聚。字通「蟻」の項目を見る。
【蟻壌】ぎじよう
- 普及版 字通
- あり塚。字通「蟻」の項目を見る。
【蟻冢】ぎちよう
- 普及版 字通
- あり塚。字通「蟻」の項目を見る。
【群蟻】ぐんぎ
- 普及版 字通
- 蟻の群れ。字通「群」の項目を見る。
【蚕蟻】さんぎ
- 普及版 字通
- 蚕の蛾。宋・梅尭臣〔韻に依りて、許待制の偶書に和す〕詩 深屋の燕、將(ほとん)ど補はんと欲し 密の蟻、ほきを憂ふ字通「蚕」の項目を見る。
【砕蟻】さいぎ
- 普及版 字通
- 酒がやっと熟する。字通「砕」の項目を見る。
あり‐あな【×蟻穴】
- デジタル大辞泉
- 木材の継ぎ手で、蟻枘ありほぞを収める穴。
あり‐かけ【×蟻掛(け)】
- デジタル大辞泉
- 一方の木材の先端に蟻枘ありほぞを作り、他方の木材に作った蟻穴にはめ込む仕口。蟻落とし。
【蟻合】ぎごう(がふ)
- 普及版 字通
- ありのように集まる。〔世説新語、識鑒〕(晋の)王驕汰にして輕しくに(あ)ふ。是(ここ)に於て寇盜處處に蟻合す。郡國多く備無きを以て、制すること…
【蟻術】ぎじゆつ
- 普及版 字通
- 蟻が土をふくみ、蟻冢を作る法。学術の功にたとえる。〔礼記、学記〕比年に學に入り、~九年、を知りし、強立して反らず。之れを大と謂ふ。~此れ大…
【蟻城】ぎじよう
- 普及版 字通
- あり塚。字通「蟻」の項目を見る。
【蟻垤】ぎてつ
- 普及版 字通
- あり塚。字通「蟻」の項目を見る。
こしかけ‐あり【腰掛け×蟻】
- デジタル大辞泉
- 木材の継ぎ手の一種。材の上半分を蟻継ぎにし、下半分を相欠あいがきにしたもの。
ぎ‐さん【×蟻蚕】
- デジタル大辞泉
- 孵化ふかしたばかりの蚕の幼虫。黒褐色の毛で覆われ、アリに似る。毛蚕けご。
しょく‐ぎ【職×蟻】
- デジタル大辞泉
- 「働き蟻あり」に同じ。
へい‐あり【兵蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =へいたいあり(兵隊蟻)
兵蟻 へいあり soldier ant
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アリまたはシロアリの一型。職蟻 (働きあり) と同様に,生殖能の退化した雌個体である。大型の頭部と大顎をもち,主として戦闘などに従う。強大な大…
擬蟻 (アリモドキ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。アリモドキ科の昆虫の総称
黒蟻 (クロアリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。アリ科の昆虫
ふ‐ぎ【浮蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 もろみの上に浮いたあぶら。転じて、酒の異称。[初出の実例]「混二賓主於浮蟻一、清談振発、忘二貴賤於窓雞一」(出典:懐風藻(751)秋日…
よせ‐あり【寄蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 梁や鴨居を吊るのに用いる仕口(しくち)。吊束(つりつか)の一端に蟻枘(ありほぞ)を作り、他の材に逃げ穴と蟻穴を彫り、逃げ穴に蟻枘を入れ…
あり‐こ【蟻子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ありのこ(蟻子)[初出の実例]「 アリコ 酒上蟲」(出典:易林本節用集(1597))
あり‐の‐こ【蟻子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アリ、特に羽を生じないもの。ありんこ。また、アリの卵・幼虫。〔新訳華厳経音義私記(794)〕
き‐あり【黄蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 砂糖などの食品に集まる黄褐色のアリの俗称。ヒメアリ、トビイロケアリなど。
武士蟻 (サムライアリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Polyergus samurai動物。アリ科の昆虫
はたらき‐あり【働蟻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アリの社会を構成する、生殖腺の退化した雌のアリ。一生翅(はね)をもたず、食物の採取、育児、巣の維持・防御などの役目を果たす。職蟻(…
よせ‐あり【寄せ×蟻】
- デジタル大辞泉
- 梁はりや鴨居かもいをつるときに用いる仕口しくち。吊つり束づかの下端に蟻枘ありほぞを作り、梁や鴨居に蟻穴と逃げ穴を彫り、蟻枘を逃げ穴から差し…
ぐんたい‐あり【軍隊×蟻】
- デジタル大辞泉
- 定まった巣を作らず、集団で狩りをしながら移動する習性をもつアリの総称。熱帯雨林地域に生息し、アメリカ大陸に分布するグンタイアリ属やアジア・…
蟻継【ありつぎ】
- 百科事典マイペディア
- 木材など建設材料の接続方法の一つで,片方に三味線のばち状に末広がりのほぞを作り,他方にそのほぞがはいる切込みをつけて差し込む。