おどし‐ぐさ【威種】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人をおどすたね。[初出の実例]「中将は〈略〉ただ、さるべき折のをとしくさにせむとぞ思ひける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)
うらみ‐ぶみ【恨文】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 恨みの気持を述べた手紙。[初出の実例]「かのひとよばかりの御うらみぶみをとらへところにかこちて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
から【唐】 の 浮線綾((ふせんりょう))
- 精選版 日本国語大辞典
- 文様を浮織にした唐綾(からあや)。唐織の浮線綾。[初出の実例]「此の袋を見給へば、からのふせむれうを縫ひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)橋姫)
こと‐えり【言選】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ことばを選ぶこと。用語を選択すること。[初出の実例]「ふみを書けど、おほどかにことえりをし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
きず【瑕】 無((な))き玉((たま))
- 精選版 日本国語大辞典
- 完全無欠なもの、完璧(かんぺき)なことなどにたとえていう。[初出の実例]「きずなきたまとおぼしかしづくに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)
きず【疵】 を 求((もと))む
- 精選版 日本国語大辞典
- むりに人の欠点や過失を探し求める。→け(毛)を吹いて疵を求む。[初出の実例]「おとしめきずをもとめ給ふ人は多く」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐…
こころ【心】 を 見((み))る
- 精選版 日本国語大辞典
- 人の本心を試す。こころみる。[初出の実例]「逃げ隠れて人をまどはし、心を見んとする程に長き世の物思ひになる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
ごだん【五壇】 の 御修法((みずほう))
- 精選版 日本国語大辞典
- =ごだんほう(五壇法)[初出の実例]「五たんのみすほうのはじめにて、つつしみおはします隙(ひま)をうかがひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)
こころ【心】 に あらず
- 精選版 日本国語大辞典
- 本意でない。心にもない。[初出の実例]「怪しくあはれに心苦しくおもほゆれば、我が心にあらぬ世の有様にほのめかす」(出典:源氏物語(1001‐14頃)…
ก๊อก kɔ́ɔk コーッ コーク
- プログレッシブ タイ語辞典
- [名]蛇口(★ก๊อกน้ำ [kɔ́ɔk náam]の短縮形)ปิ…
―アボガドロの法則 アボガドロのほうそく
- 日中辞典 第3版
- 〈物理〉阿伏加德罗定律Āfújiādéluó dìnglǜ.
卜部兼延 (うらべ-かねのぶ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 平安時代中期の神職。吉田神道の吉田氏の遠祖。長保3年(1001)神祇大副(じんぎのたいふ)となる。一条天皇から兼の字をあたえられ,子孫は代々名…
ふる‐ごたち【古御達】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年をとった身分ある女性。年をとった上級の女房。[初出の実例]「使ふ人、ふるごたちなど、〈略〉あたら御身をなどいふ」(出典:源氏物語…
みのり【御法】 の 会((え))
- 精選版 日本国語大辞典
- 仏事、説教、また、死者の追善を営む会合。のりのえ。[初出の実例]「今日のみのりのえにをも、たづねおぼさば、罪許し給ひてよや」(出典:源氏物語(…
まろび‐の・く【転退】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ころがって離れる。[初出の実例]「まだけはひあつきほどなれば、すこしまろびのきてふし給へり」(出典:源氏物語(1001‐1…
みち【道】 も 避((さ))りあえず
- 精選版 日本国語大辞典
- 道も避けきれない。道も通れないほど人が多く、混雑を極めている。[初出の実例]「御前の人々、みちもさりあへず来こみぬれば」(出典:源氏物語(1001…
のき【軒】 の 端((つま))
- 精選版 日本国語大辞典
- 軒のはし。のきば。[初出の実例]「このもかのも、怪しくうちよろぼひて、むねむねしからぬ、のきのつまなどに、這ひまつはれたるを」(出典:源氏物語…
ひと‐ばな・る【人離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 人里から遠く離れる。人気(ひとけ)がなくなる。[初出の実例]「ふかき里は人はなれ心すごく」(出典:源氏物語(1001‐14…
はる【春】 の 杯((さかずき))
- 精選版 日本国語大辞典
- 春に酒を飲む杯。また、三月上巳(じょうし)の曲水の宴で水に浮かべる酒杯。[初出の実例]「酔の悲しび涙そそぐ、春のさかつきの内」(出典:源氏物語(…
はちす【蓮】 の 宿((やど))
- 精選版 日本国語大辞典
- 極楽で同じ蓮(はす)の花の上に生まれること。一蓮托生。[初出の実例]「へだてなくはちすのやどをちぎりても君が心やすまじとすらむ」(出典:源氏物語…
いとま‐び【暇日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 休日。特に、公務の休みの日。[初出の実例]「昨日はいとまびなりしを、けふはうちの御物いみもあきぬらん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)…
おもい‐どち(おもひ‥)【思どち】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「どち」は接尾語 ) 互いに思い合ったどうし。おもうどち。[初出の実例]「うへも限りなき御おもひどちにて」(出典:源氏物語(1001‐14…
かご‐やか
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 ) =かごか[初出の実例]「かごやかに局(つぼね)住みにしなして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)
かえりみ‐がち(かへりみ‥)【顧勝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 心があとに残るために、立ち去るときに何度もふりかえる様子。[初出の実例]「かへりみがちに出で給ひぬ」(出典:源氏物語(1…
こ【子】 の 道((みち))の闇((やみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- =こ(子)故(ゆえ)の闇(やみ)[初出の実例]「この道のやみを思やるにも、をのこは、いとしも、親の心を乱さずやあらむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃…
こい‐かなし・む(こひ‥)【恋悲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 =こいかなしぶ(恋悲)[初出の実例]「ただ我が恋かなしむむすめのかへりおはしたるなめりとて」(出典:源氏物語(1001‐1…
こころ【心】 散((ち))る
- 精選版 日本国語大辞典
- 関心が次々と移る。心が集中しない。気が散る。[初出の実例]「空の気色、花の露にも、色々目移ろひ心ちりて、限りこそ侍れ」(出典:源氏物語(1001‐1…
こころ【心】 の 至((いた))り
- 精選版 日本国語大辞典
- すみずみまで心が行き届くこと。心境の深さ。[初出の実例]「絵にかかば、心のいたりすくなからん絵師は、かき及ぶまじと見ゆ」(出典:源氏物語(1001…
こころ【心】 を 破((やぶ))る
- 精選版 日本国語大辞典
- 人の心を傷つける。人の気持に逆らう。人の機嫌をそこなう。[初出の実例]「まづくねくねしく恨むる人の心やぶらじと思ひて」(出典:源氏物語(1001‐1…
くれ‐やみ【暗闇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 心がくらんで途方にくれるさま。くらやみ。[初出の実例]「くれやみにてふししづみ給へるほどに」(出典:河内本源氏(1001‐14…
けさ【今朝】 の 間((ま))
- 精選版 日本国語大辞典
- 今朝のほんのしばらくのあいだ。けさほど。朝のうち。[初出の実例]「今朝のまの色にやめてんおく露の消えぬにかかる花と見る見る」(出典:源氏物語(…
おち‐あぶ・る【落あぶる】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 おちぶれる。零落する。[初出の実例]「いかでさる田舎人の住むあたりに、かかる人おちあぶれけん」(出典:源氏物語(10…
えり‐すぐ・す【選過】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 選び取らないで見過ごす。[初出の実例]「かたほならむことは、と、えりすぐし給ふに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜…
あさき【浅】 根差((ねざ))し
- 精選版 日本国語大辞典
- 卑しい生まれつき。卑しい素性。[初出の実例]「『今は頼もしき御おひさき』といはひ聞えさするを『あさきねざしゆゑや、いかが』と」(出典:源氏物語…
いける【生る】 仏((ほとけ))の国((くに))
- 精選版 日本国語大辞典
- =いける(生━)浄土[初出の実例]「とりわきて梅の香も御簾(みす)の内の匂ひに吹きまがひて、いける仏のみくにとおぼゆ」(出典:源氏物語(1001‐14頃…
こと【言】 を 通((かよ))わす
- 精選版 日本国語大辞典
- 音信を通じる。ことばを通わす。思いを通じさせる。[初出の実例]「いかなればことかよはすべきさまを、教へずなりぬらん」(出典:源氏物語(1001‐14…
こと【事】 を 加((くわ))う
- 精選版 日本国語大辞典
- さらに事を大きくする。一層おおげさにする。[初出の実例]「例あること、限りあれど、又ことくはへ、二なくせさせ給へり」(出典:源氏物語(1001‐14…
この【此】 岸((きし))
- 精選版 日本国語大辞典
- 生死の輪廻(りんね)を繰り返す迷いの世界。[初出の実例]「世を海にここらしほじむ身と成て猶このきしをえこそ離れぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)…
ただら・す【爛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 =ただらかす(爛━)[初出の実例]「堪へぬ喜びの涙、ともすれば落ちつつ目をさへのごひただらして」(出典:源氏物語(100…
たま【霊】 の 在所((ありか))
- 精選版 日本国語大辞典
- 死んだ人の霊魂が肉体から離れてとどまっているところ。[初出の実例]「尋ね行くまぼろしも哉つてにてもたまのありかをそこと知るべく」(出典:源氏物…
だいがく【大学】 の 衆((しゅう))
- 精選版 日本国語大辞典
- 大学寮の学生(がくしょう)。[初出の実例]「かくてはぐくみ侍らは、せまりたる大かくのしうとて、笑ひあなづる人もよも侍らじ」(出典:源氏物語(1001…
そそき‐あ・ぐ【そそき上】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 せわしく上げる。急いで上げる。[初出の実例]「西面のかうしそそきあげて、人々のぞくべかめり」(出典:源氏物語(1001‐1…
そで【袖】 の 上((うえ))の玉((たま))の砕((くだ))けたよう
- 精選版 日本国語大辞典
- 最愛の子を失うことのたとえ。掌中の玉を取られたよう。[初出の実例]「袖のうへの玉のくたけたりけむよりも、あさましげなり」(出典:源氏物語(1001…
し‐あやま・る【為誤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 =しあやまつ(為過)[初出の実例]「中将はかくいふにつけてもげにしあやまりたることと思へば」(出典:青表紙一本源氏(…
しば【柴】 の 庵((いおり))
- 精選版 日本国語大辞典
- 柴で、壁や屋根を作った粗末な仮小屋。柴のいお。柴いお。[初出の実例]「同じしばのいほりなれど、少し涼しき水の流れも御覧ぜさせん」(出典:源氏物…
つきひ【月日】 に=添((そ))う[=従((したが))う]
- 精選版 日本国語大辞典
- 月日の経過するのに従う。月日の経過するにつれる。[初出の実例]「待ち過ぐす月日に添へて、いと忍び難きは、わりなきわざになむ」(出典:源氏物語(…
なに【何】 ならず
- 精選版 日本国語大辞典
- とるに足りないさま。問題ではない。物の数でもない。[初出の実例]「いつのほどにてかはなにならぬ御なのりをきこえ給はん」(出典:源氏物語(1001‐1…
やまぶし‐ごころ【山伏心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 山伏の心。山伏のような道心。[初出の実例]「ひじりだつと言ひながら、こよなかりけるやまぶしこころかな」(出典:源氏物語(1001‐14頃)…
ゆげい【靫負】 の 命婦((みょうぶ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 父・兄、もしくは夫が靫負である女官。[初出の実例]「つねよりも、おぼし出づること多くて、ゆけひの命婦といふをつかはす」(出典:源氏物語(1001‐1…
日本のコメ輸出
- 共同通信ニュース用語解説
- 日本国内では毎年10万トン程度ずつコメ消費が減っており、政府は輸出拡大に力を入れている。貿易統計によると、2020年の輸出量は計1万9687トンで、…