精選版 日本国語大辞典 「暇日」の意味・読み・例文・類語 か‐じつ【暇日・仮日】 〘 名詞 〙① 令制で、仮寧令(けにょうりょう)の規定に基づいて申請し、許可された休日。また、執務しない日をいう。けにち。→暇(か)①。[初出の実例]「請仮日 右依二其親喪一所レ請如レ件」(出典:北山抄(1012‐21頃)四)② ひまな日。休みの日。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「僕隷暇日は群居して放言し、其の楽みを楽しむ」(出典:山鹿語類(1665)二一)[その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕 いとま‐び【暇日】 〘 名詞 〙 休日。特に、公務の休みの日。[初出の実例]「昨日はいとまびなりしを、けふはうちの御物いみもあきぬらん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)橋姫) ひま‐び【暇日・隙日】 〘 名詞 〙 ひまな日。閑日。[初出の実例]「女良隙(ヒマ)日に宿の広敷に出て」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「暇日」の読み・字形・画数・意味 【暇日】かじつ 無事の日。魏・王粲〔登楼の賦〕(こ)の樓に登りて以て四す。聊(いささ)か暇日にして以て憂ひを銷(け)す。字通「暇」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報