糞掃衣 ふんぞうえ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 糞塵(ふんじん)中に捨てられた布を拾い集めてつくった袈裟(けさ)。サンスクリットのパンスクーラpāsukūlaの訳。袈裟として、もっとも理想的なもので…
ふんぞう‐え〔フンザウ‐〕【×糞掃▽衣】
- デジタル大辞泉
- 仏語。ぼろ布を洗ってつづり合わせて作った僧衣。衲衣のうえ。
糞掃衣 ふんぞうえ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ごみの中に捨てられたぼろ切れの布でつくった衣。十二頭陀行の一つで,初期仏教の修行僧は執着を離れるためにこれを身に着けていた。
ふんぞうえ【糞掃衣】
- 改訂新版 世界大百科事典
ふんぞう‐え(フンザウ‥)【糞掃衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。捨てられた衣類やぼろで作った衣。僧が本来着るべき袈裟(けさ)。これを身につけることは十二頭陀(ずだ)行の一つとされる。衲衣。糞…
衲衣 のうえ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 納衣とも書く。世人の捨てた布を拾い、洗いすすいで修補縫綴(ほうてつ)してつくった袈裟(けさ)をいう。また、衣財(えざい)を細小に割截(かっせつ)し…
衲衣 のうえ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 仏教の出家修行者が着用する衣服のこと。人々の捨てた布を拾って,洗い,縫合せたりして着用したのでこのようにいい,また糞掃衣 (ふんぞうえ) など…
あれんにゃ【阿練若】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =あらんにゃ(阿蘭若)[初出の実例]「これ阿練若比丘の糞掃衣を拾ふの法なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)[その他の文献]〔釈…
きれ‐はな・れる【切離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]きれはな・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙① 切れて離れ離れになる。わかれて別々になる。[初出の実例]「ま…
のう‐え(ナフ‥)【衲衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 糞掃(ふんぞう)や死体の包装などに使用し、もはや棄ててかえりみられなくなった布を縫い集めて作った衣。糞掃衣(ふんぞうえ)。衲…
糞 (ふん) dung dropping
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 文化史 糞便の民俗ヒトでは大便と呼ばれる。動物の消化管の末端から排出される不用物で,主として食物中の不消化部分からなるが,ほかに…
ふん【糞】[漢字項目]
- デジタル大辞泉
- [音]フン(呉)(漢) [訓]くそ〈フン〉1 大便。くそ。「糞尿・糞便/牛糞・鶏糞・人糞・脱糞・馬糞」2 きたないもの。「糞土」〈くそ(ぐそ…
くそ【×糞/×屎】
- デジタル大辞泉
- [名]1 動物が、消化器で消化したあと、肛門から排出する食物のかす。大便。ふん。2 分泌物が乾いてたまったものや、物のかす。「目―」「鼻―」「…
糞
- ポケットプログレッシブ独和・和独辞典(和独の部)
- Kot [男]
くそ(糞)
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(和仏の部)
- merde [女], excréments [男複]くそっ!|Merde !くそまじめだ|être sérieux(se) comme un pape
ふん【×糞】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- excrement;《文》 《米》 feces,《英》 faeces [fíːsiːz];《俗》 a turd;((卑)) shit;〔牛・馬など大きい動物の〕dung;〔特に鳥の〕droppings…
糞 ふん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 動物の摂取した食物が消化管内で酵素によって分解、吸収されたのちの残滓(ざんし)や、消化管上皮の剥離(はくり)した細胞、腸内バクテリア、分泌され…
糞
- 小学館 和西辞典
- excrementos mpl., heces fpl.動物の糞|excrementos mpl. de animales糞尿処理tratamiento m. de ⌈excrementos [orina y heces]
はき【掃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「はく(掃)」の連用形の名詞化 )① 箒(ほうき)ではくこと。掃除。② 上方の遊里で、遊女などを買いちらすこと、また、そのような移…
そう【掃】[漢字項目]
- デジタル大辞泉
- [常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]はく はらう1 ほうきでごみを除く。「掃除そうじ/清掃」2 じゃまものを平らげる。「掃射…
ふん【×糞】
- デジタル大辞泉
- 動物が肛門から排泄はいせつする食物のかす。大便。くそ。[類語]うんこ・うんち・便・大便・糞くそ・ばば・糞便・人糞
糞
- 栄養・生化学辞典
- 便,糞便,大便ともいう.食物の不消化物,腸内細菌,腸粘膜の剥離したものなど,種々の物質からなる.
糞 ふん
- 日中辞典 第3版
- 粪fèn,屎shǐ,大便dàbiàn.イヌが道端で~糞をする|狗在路边拉屎.
ふん【糞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 くそ。大便。〔日葡辞書(1603‐04)〕
kusó, くそ, 糞
- 現代日葡辞典
- 【Chu.】1 [大便] O excremento;a merda (Chu.).~ o suru|糞をする∥Defecar;cagar (Chu.).Miso mo ~ mo issho ni suru|味噌も糞もいっしょにす…
糞【ふん】
- 百科事典マイペディア
- 動物やヒトの消化管から体外へ排出(脱糞)される食物の不消化残滓(ざんし)をいい,ヒトの場合はふつう大便と呼ぶ。消化腺の分泌物(胆汁など),粘…
ふん 糞
- 小学館 和伊中辞典 2版
- (排泄物)escrementi(男)[複];(動物の)cacca(女),sterco(男)[複-chi] ◇糞をする 糞をする ふんをする defecare(自)[av],espe̱llere …
ばば【糞・屎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大便をいう幼児語。くそ。また、きたないもの。[初出の実例]「くらいところのははかいて捨〈素玄〉 さくり足あの辺りぞと溝のはた〈西似…
くそ【糞・屎】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 消化器内で消化吸収された食物の残滓(ざんし)が、肛門から排泄されたもの。ふん。大便。[初出の実例]「屎(くそ)に成れる神の名は…
糞 くそ
- 日中辞典 第3版
- 1[名]1〔大便〕屎shǐ,粪fèn,大便dàbiàn.~糞をする|拉屎;大便.イヌの~糞|狗屎.2〔かす〕(眼、耳、鼻等…
くそ【×糞】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- &fRoman1;〔うんこ〕 《俗》 shit;〔牛馬の〕dung ⇒だいべん(大便)糞をするhave a bowel movement/《俗》 shit&fRoman2;〔いまいましい時の言葉…
くそ-【×糞-】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- くそ勉強する人《米口》 a grind/《英口》 a swot試験に備えてくそ勉強しているHe is grinding [cramming] for the exam.くそ度胸daredevil courage…
糞
- 小学館 和西辞典
- mierda f., excrementos mpl., heces fpl., (家畜の) estiércol m.くそっ|¡Mierda!
くそ 糞
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 1 (大便)《俗》merda(女);《幼》cacca(女) 2 (ののしる言葉) ¶くそっ.|Merda!/Dia̱volo!/Accidenti!/Ca̱volo!/Maledizione! ¶…
ばば【×糞/×屎】
- デジタル大辞泉
- 大便、また、汚いものをいう幼児語。[類語]うんこ・うんち・便・大便・糞くそ・糞ふん・糞便・人糞
糞 くそ
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(日本語・ポルトガル語の部)
- excremento;merda
fún3, ふん, 糞
- 現代日葡辞典
- O excremento 「de ave/peixe/cão」(⇒bafúń).~ o suru|糞をする∥Fazer cocó (Infa.);cagar (G.);defecar.[S/同]D…
し‐え【四依】
- デジタル大辞泉
- 《〈梵〉catvāry apāśrayaṇāniの訳》1 比丘びくがよりどころとすべき法を四つに分けたもの。依法不依人・依義不依語・依智不依識・依了義経不依不了…
きぬ‐ぎぬ【衣衣・後朝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「衣(きぬ)」を重ねた語で、それぞれの衣服の意 )① 男女が共寝をして、ふたりの衣を重ねてかけて寝たのが、翌朝別れる時それぞれ自分の…
ざ‐はき【座掃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 座箒(ざほうき)で茶席の畳を掃ききよめること。席を改める時などに行なう。
はき‐て【掃(き)手】
- デジタル大辞泉
- 相撲で、取組中に体勢が崩れて手の指先が軽く土俵に触れること。負けとなる。
きぬ‐ぎぬ【▽衣▽衣/後=朝】
- デジタル大辞泉
- 1 衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身につける、その衣。「しののめのほがらほがらと明けゆけばおのが―なるぞ悲しき」〈…
そう‐し〔サウ‐〕【掃司】
- デジタル大辞泉
- 律令制で、後宮十二司の一。施設の管理・清掃などをつかさどった役所。かもりづかさ。
掃部(守) (かにもり)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 掃守連(むらじ)の祖の天忍人命(あめのおしひとのみこと)が雄略天皇代に掃除の事を監したので掃守連の姓を与えられたという《新撰姓氏録》の説話…
かに‐もり【掃=守/掃=部】
- デジタル大辞泉
- 古代の職名。宮中の掃除、敷物・設営のことなどをつかさどった。
そう‐じょう〔サウジヤウ〕【掃×攘】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)はらいのけること。特に江戸末期、異国の侵略をはらいのけること。「今此時に―せずんば」〈条野有人・近世紀聞〉
そうさい【掃洒】
- 改訂新版 世界大百科事典
さい‐そう(‥サウ)【洒掃・灑掃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 水をそそぎ塵をはらうこと。掃除すること。ふきそうじ。せいそう。しゃそう。[初出の実例]「其天下諸社之祝、不レ勤二洒掃一、以致二蕪穢…
か‐もり【掃部・掃守】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かもん(掃部)〔色葉字類抄(1177‐81)〕
そう‐たい(サウ‥)【掃苔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 こけをきれいに取り去ること。転じて、墓まいり。《 季語・秋 》[初出の実例]「掃苔(サウタイ)や餓鬼が手かけて吸へる桶」(出典:凍港(1…