(読み)はき

精選版 日本国語大辞典 「掃」の意味・読み・例文・類語

はき【掃】

〘名〙 (動詞「はく(掃)」の連用形名詞化)
① 箒(ほうき)ではくこと。掃除
上方遊里で、遊女などを買いちらすこと、また、そのような移り気な客をいう。ほうき
洒落本・南遊記(1800)一「其掃(ハキ)の予(おれ)そちと斯ふ長ふ深逢(つながって)いるので」

は‐は・く【掃】

(「はわく」の時代も)
[1] 〘他カ四〙 ほうきで掃く。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浮世草子・近代艷隠者(1686)一「朝は門をははく箒に音ありて情をのこし」
[2] 〘他カ下二〙 (一)に同じ。
※交隣須知(18C中か)三「掃 キヤ クサヲ ハワケ ソフヂ スルノテ ヒトノ ココロガ シレルト云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「掃」の意味・読み・例文・類語

そう【掃】[漢字項目]

常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]はく はらう
ほうきでごみを除く。「掃除そうじ清掃
じゃまものを平らげる。「掃射掃討掃滅一掃

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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