化学辞典 第2版 「みつろう」の解説
みつろう
ミツロウ
beeswax
ミツバチの巣を加熱圧搾,煮取り,抽出すると得られるろう.粗ろうは黄~帯褐黄色だが,精製脱色したものは淡黄色または白色.融点は62~66 ℃.エーテル,クロロホルムなどに可溶.主成分はミリシルアルコールのパルミチン酸,セロチン酸などのエステルで,このほかにセロチン酸などの遊離脂肪酸を含んでいる.光沢剤,パラフィン紙,化粧品,模型などに用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報