アムベル宮殿(読み)アムベルきゅうでん(英語表記)Palace of Amber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アムベル宮殿」の意味・わかりやすい解説

アムベル宮殿
アムベルきゅうでん
Palace of Amber

インドジャイプル市北方約 8kmのアムベルにある宮殿址。 1600年,マーン・シング王の創建になり,18世紀初頭,ジャイ・シングによって完成され,1728年都がジャイプルに移るまでラージプート王宮として栄えた。建物は赤色砂岩と白大理石造で,内部は色とりどりの石や鏡細工で飾られている。泉水のある庭園に囲まれた王の居室謁見の間,城門などの建物はムガル朝宮殿建築の影響を強く受けている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android