イエール(英語表記)Hyères

デジタル大辞泉 「イエール」の意味・読み・例文・類語

イエール(Hyères)

フランス南東部、プロバンス地方、バール県都市。ジアン半島の基部海岸から約4キロメートル内陸に位置する。コートダジュールの海岸保養地の一。イエール諸島への観光拠点として知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イエール」の意味・わかりやすい解説

イエール
Hyères

フランス南東部,バール県の海岸から 5km内陸にある都市。ツーロン東方 18km,コートダジュール地方の最も古い保養地。背後にモール山地が迫り,かつてはローマの要塞であった。北側丘上に中世城址,城壁跡がある。中世の港町で,13世紀の聖ルイ聖堂などが残っている。 1481年以来フランス領。南部の新市街には博物館,カジノなどがある。南西方ジアン半島先端の沖合いにイエール諸島がある。ポールクロ,ポルクロル,ルバンの3島から成り,総面積約 13km2。避暑地,避寒地として知られる。イエールは人口5万 122 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イエール」の意味・わかりやすい解説

イエール
いえーる
Hyères

南フランス、バール県にある都市。人口5万1417(1999)。海岸から約4キロメートル離れているが、コート・ダジュールでもっとも古くから発達した避寒地の一つロマネスクゴシック様式サント・ポール教会、18世紀創建のサント・ルイ教会がある。付近花卉(かき)の栽培が盛んである。

[青木伸好]

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