クラテロス(英語表記)Krateros; Craterus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラテロス」の意味・わかりやすい解説

クラテロス
Krateros; Craterus

[生]前321
[没]前255
古代マケドニア軍人。ラテン名クラテルス。前 280年コリント,ペロポネソス総督。義兄アンチゴノス2世に仕え,アッチカ,エウボイアをも支配スパルタアレウス1世とも戦った (前 266) 。『アテナイ法註釈』 Psēphismatōn synagōgēを著わした。

クラテロス
Krateros; Craterus

[生]前370?
[没]前321
古代マケドニアの軍人。アレクサンドロス3世 (大王)武将。ラテン名クラテルス。アジア遠征で頭角を現し,分遣隊を率いてバクトリアソグディアナを征討,インドに達した。のち退役兵をマケドニアに連れ帰り摂政としてギリシアをも統括した。大王死後の後継者争いの初期に戦死

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android