山川 世界史小辞典 改訂新版 「ボルネオ」の解説
ボルネオ
Borneo
面積世界第3位の東南アジアの島。古来,金,ダイヤモンド,アンチモニーなどの鉱物資源や竜脳(りゅうのう),胡椒(こしょう)などの香料の産地として注目された。ボルネオという名称は,近世に交易で栄え,北部全域を支配したイスラーム王国ブルネイに由来する。19世紀には,北部はイギリスの,また南部はオランダの植民地となった。現在では,南部はインドネシア領のカリマンタン,北部はブルネイ,マレーシア領のサバ州およびサラワク州に分かれている。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報