サラワク(英語表記)Sarawak

翻訳|Sarawak

大辞林 第三版の解説

サラワク【Sarawak】

マレーシアの一州。カリマンタン島の北西部を占める。もとイギリス保護領。石油・天然ゴムなどを産する。州都クチン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サラワク
さらわく
Sarawak

マレーシア東部、ボルネオ島北岸にある州。1841年、海賊鎮定の功績によりイギリス人ジェームズ・ブルークがブルネイのスルタンから与えられた。彼は自ら王国を建設したが、19世紀末イギリスの保護国となり、1963年マレーシアに編入された。面積12万4449平方キロメートル、人口201万2616(2000)。州都はクチン
 地形は、湿地帯をなす広大な海岸低地が延び、そこをラジャン川、ルパル川など多くの河川が蛇行する。背後はしだいに高まってインドネシア領との国境をなす山地に移行する。気候は高温多湿で年降水量は3900ミリメートルに及び、州の70~80%は密林に覆われる。住民はプロト・マレー系のダヤク人(居住地により海ダヤク、陸ダヤクの別がある)が最大で、ついで中国系、第二次マレー人などである。イスラム教徒が最大数を占めるが、仏教徒、キリスト教徒も多い。マレー語と英語がともに公用語とされており、マレーシア国会の下院には24人、上院には5人の代表を送る。経済的に州の財政を支える二大要素は、石油利権税と木材輸出である。油田は北東部のミリにサラワク・シェル会社がある。また海底油田の開発が進み、石油は木材とともに輸出品の首位を占めるようになった。ほかにゴム、やし油、コショウも産し、また金やアンチモンなどの鉱産物もある。プロト・マレー系の諸族はなお焼畑農業などで生活するものも多い。政府は農業大学などを設立して生活の向上、指導に努めている。定期航空もよく発達している。[別技篤彦]

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精選版 日本国語大辞典の解説

サラワク

(Sarawak) マレーシア東部、ボルネオ島北西部の州。州都クチン。一九世紀前半までブルネイ王国領。一八八八年イギリスの保護国、一九四六年イギリスの直轄植民地となり、六三年マレーシア連邦に編入された。

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