日本大百科全書(ニッポニカ) 「マザーズハローワーク」の意味・わかりやすい解説
マザーズハローワーク
まざーずはろーわーく
子育て中の女性(母子家庭の母親、父子家庭の父親を含む)を対象にした雇用支援事業。また、厚生労働省職業安定局の所管施設のこともいう。少子・高齢化による労働力不足対策の一環として2006年(平成18)4月、東京、大阪など全国12都市のハローワーク(公共職業安定所)内に開設された。その後2012年6月埼玉県に「マザーズハローワーク大宮」が新設され、2013年8月時点で全国13都市に拡大している。また、ハローワーク内に専用窓口を設けたマザーズコーナーも全国に160か所設置されている。
キッズコーナーを設置するなど、子供連れであっても訪問しやすい環境を整備し、担当者制による支援、仕事と子育てが両立しやすい求人情報の提供のほか、保育所など子育て支援情報の提供も行っている。企業等の選考を通過するための効果的な応募書類の書き方や、面接の受け方を説明する選考突破セミナーを開催するなど実践的な就職指導を行っている点にも特徴がある。2011年度実績で求職者数は6.6万人、就職件数は1.7万件となっている。
[編集部]
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