北安(読み)ほくあん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「北安」の意味・わかりやすい解説

北安
ほくあん / ペイアン

中国、黒竜江(こくりゅうこう)省中部の県級市。旧竜鎮(りゅうちん)県。1982年三度目の市制施行。黒河(こくか)地級市に属する。常住人口43万6444(2010)。小興安嶺(しょうこうあんれい)の西麓に位置し、浜北線(ハルビン―北安)、斉北(せいほく)線(チチハル―北安)が通じる。1932年の鉄道開通以来開拓が進み人口が急増した。大豆小麦テンサイトウモロコシコウリャンアワジャガイモなどが大規模な国営農場を中心に生産される。食品加工、木製品などの工場が立地する。

[浅井辰郎・編集部 2017年7月19日]

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百科事典マイペディア 「北安」の意味・わかりやすい解説

北安【ほくあん】

中国,黒竜江省中部,小興安嶺興安嶺)の中部西麓の都市。綏北(綏化〜北安)・斉北(チチハル〜北安)両鉄路の交点に当たり,付近農産物の集散地として,1930年代から急速に発達。解放後は東北地区北東部の林業の中心地として重要。1963年北黒森林鉄路(北安〜黒河)が開通。46万人(2014)。

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