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チチハル

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百科事典マイペディアの解説

チチハル

中国,黒竜江省西部の都市。漢字では斉斉哈爾嫩江(のんこう)中流域左岸にあり,嫩江平野の中心。清代に,ロシアの北辺侵入の防御地として建設。浜洲(ハルビン〜マンチュリー)・平斉(四平〜チチハル)・斉北(チチハル〜北安)の3鉄路の交差点で,夏季には嫩江の水運もある。
→関連項目黒竜江[省]

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世界大百科事典 第2版の解説

チチハル【Qiqihar】

中国東北部,黒竜江省西部の市。人口141万(1994)。嫩江(のんこう)中流部東岸にある。市内の昂昂渓区では浜州,平斉,斉北等の鉄道が交叉する。13世紀初めには室葦族の遊牧の地で,1333年(元統1)五路軍民万戸府が設けられ,はじめて卜奎(ぼつけい)という名の町が生まれた。明末ツングース族ダフール族が当地付近に移住し,狩猟に従事,しだいに定住を始めた。チチハルとはダフール語の〈天然牧場〉の意という。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チチハル
ちちはる / 斉斉哈爾

中国、黒竜江省西部の市。省都ハルビンの北西270キロメートル、嫩江(どんこう)の中流域に位置する。竜沙(りゅうさ)、昂昂渓(こうこうけい)など7市轄区からなり、拝泉(はいせん)など8県を管轄下に置き、訥河(とつが)市を管轄代行する。人口559万6191、市轄区人口143万6543(2000)。地名はダフール語で「天然の牧場」の意。1904年に黒水庁が置かれ、13年に竜江県となったのち、36年同県から分離してチチハル市が設けられた。気候は大陸性で、月平均気温は1月が零下19.6℃、7月が23.6℃、年降水量は451.5ミリメートルで降水は夏に偏る。市轄区内を、平斉、斉北、浜洲の三鉄道が通る。周辺は嫩江流域の広漠たる塩基性の平原で、大豆、小麦、ジャガイモ、サトウダイコン、アワ、トウモロコシ、コウリャンのほか天然ソーダを産する。都市部ではこれら雑穀の加工や製糖も行われる。
 解放後、製鉄、冶金(やきん)、大型機械、機関車貨車製造、製紙、製材などの工業が発展し、省内第二の工業都市となっている。[浅井辰郎]

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