出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
半導体と金属,または半導体どうしを適当に接触したものに電圧を加えたとき,通過電流は普通の抵抗体と異なり,オームの法則に従わないで,しばしば図に示すような関係を示す.二極真空管もこの性質を示し,ダイオードとよばれるが,一般に日本語でダイオードといった場合は,半導体ダイオードをさす.電圧-電流特性は,電子の電荷の絶対値をe,ボルツマン定数をk,絶対温度をTとすると次式で表される.
ここで,nは接合部での電流輸送機構に関係する定数で,理想的なショットキーダイオードではn = 1となるが,一般にはn > 1となる.Is は逆方向の飽和電流であるが,実際には電圧の増大とともに増加する.さらに逆方向電圧を増大させると,接合部の電場が強くなり降伏現象が起こる.この降伏電圧は用途によりいろいろな値に設計される.亜酸化銅整流器やセレン整流器などが用いられたが,最近は,Si,Ge,GaAsなどのp-n接合や,金属との接触を利用したショットキーダイオードが多く使われている.普通,ダイオードといえば,以上の性質を利用した整流器や検波器をさすものであるが,接合部に付随する光起電力効果,トンネル効果などの現象を利用した光電池,フォトダイオード,発光ダイオード,レーザーダイオード,トンネルダイオード,感圧ダイオードなどを総称する場合もある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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