国際協力構想(読み)こくさいきょうりょくこうそう(英語表記)international cooperation scheme

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際協力構想」の意味・わかりやすい解説

国際協力構想
こくさいきょうりょくこうそう
international cooperation scheme

1988年5月に竹下首相が発表した国際協力基本方針。 (1) 紛争解決の外交努力への積極的参加,要員派遣,資金協力など,平和のための協力強化,(2) 世界的文化遺跡の保存などの文化交流の強化,(3) ODA (政府開発援助) の拡充強化をその内容とする。特に,平和のための協力強化は「日本はモノ,カネは出すが,人的貢献には消極的である」との従来からの批判にこたえるために打ち出されたものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android