大任町(読み)おおとうまち

日本歴史地名大系 「大任町」の解説

大任町
おおとうまち

面積:一四・二四平方キロ

田川郡のほぼ中央東寄りに位置し、東はあか村、北は香春かわら町、西は田川市川崎かわさき町、南は添田そえだ町に接する。町の中央部を彦山川が北流し、流域に水田地帯を形成している。添田町から北上する主要地方道行橋―添田線は、町役場付近で東に折れて行橋市に向かう。役場前を北に直進すると八女やめ香春線で、西へは県道川崎―大行事だいぎようじ線が延びる。両岸の山丘には古墳時代の遺跡が多く、平成五年(一九九三)に発掘された上今任かみいまとう地区の建徳寺けんとくじ二号墳(円墳)はドーム状の屋根で覆い、古墳公園として整備されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大任町」の意味・わかりやすい解説

大任〔町〕
おおとう

福岡県東部,筑豊炭田地域の南東部,田川市の東に接する町。 1960年町制。明治中期以後炭鉱町として発展したが,1950年代からの石炭産業合理化により 68年には炭鉱はすべて閉山し,跡地にはゴルフ場,工場団地,住宅地などが造成された。町域南西端部を JR日田彦山線が通る。面積 14.26km2人口 5008(2020)。

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