山桃(読み)ヤマモモ

デジタル大辞泉 「山桃」の意味・読み・例文・類語

やま‐もも【山桃/楊梅】

ヤマモモ科の常緑高木。本州中部以西の山地に多く、高さ約15メートル。葉は長楕円形で、革質雌雄異株。4月ごろ開花し、雄花穂は黄褐色、雌花穂は花柱が紅色。実は球形で、夏に紅紫色に熟し、食用樹皮染料漢方では楊梅皮ようばいひといい薬用。楊梅。しぶき。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「山桃」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう ‥タウ【山桃】

〘名〙 「やまもも(山桃)」の音読語。また、山中の桃。
※新撰万葉(893‐913)上「霞彩班々五色鮮、山桃灼々自然燃」 〔謝霊運‐酬従弟連連詩〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山桃」の解説

山桃 (ヤマモモ)

学名Myrica rubra
植物。ヤマモモ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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