岩内(読み)いわない

精選版 日本国語大辞典 「岩内」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ない いは‥【岩内】

① 北海道南西部、後志(しりべし)支庁の郡。明治二年(一八六九後志国の一郡として成立
② 北海道南西部、後志支庁地名日本海に面した漁港をもち、かつてはニシン漁でさかえた。

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改訂新版 世界大百科事典 「岩内」の意味・わかりやすい解説

岩内[町] (いわない)

北海道西部,後志(しりべし)支庁岩内郡の町。人口1万4451(2010)。日本海に臨み,積丹(しやこたん)半島の西岸基部に近い岩内港とその背後山地が町域である。1751年(宝暦1)には近江商人岡田弥三右衛門が場所請負人となっており,古くからニシン漁が行われて,1900年ごろは千石場所の一つに数えられるほど隆盛であった。その後のニシン漁業の不振により,発動機船によるスケトウダラ沖合漁業が行われるようになった。港湾改修と埋立地造成が進められて,移入魚を含めて水産加工が活発である。岩内港の南西12kmに雷電岬があり,その付近の雷電海岸は景勝地で,ニセコ積丹小樽海岸国定公園に含まれる。
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